医心電診コラム

脳梗塞

脳梗塞には、病態から大きく分けて「アテローム血栓性脳梗塞」「ラクナ梗塞」「心原性脳塞栓症」の3つがあります。

「アテローム血栓性脳梗塞」は、動脈硬化などにより狭くなった血管に乱流を生じ、乱流を生じると滞った血流ができ、血栓が形成され、その血栓が血管を詰まらせたり、血流が悪くなったりすることで起こります。食生活の欧米化で日本人にも増えてきており脳梗塞の20%を占めます。

一過性の意識消失だとか、失語、半身の動きの悪さなどの前兆が20−30%にみられ、安静時に発症することが多いといわれています。

血管の動脈硬化は脂質異常症、糖尿病、高血圧などが原因で起こるのでこれらの生活習慣病が危険因子と言えます。

「ラクナ梗塞」は、脳の穿通枝(主要血管から枝分かれし、脳内に入っていく細い血管)領域に起こり、直径が1mmの2分の1~3分の1くらいの細い血管が詰まり、その結果直径が15mm以下の小さな脳梗塞ができることを言います。

高血圧を有する高齢者に多い梗塞。日本人に最も多いタイプで脳梗塞の半数を占めます。

軽傷のことが多く、全く症状を出さずに起きていることもあります。繰り返し起すと血管性痴呆やパーキンソン症候群を起すことがあります。

「心原性脳塞栓症」は、心房細動や心臓弁膜症、心筋梗塞などのために血液を心臓からうまく送り出せないことで血流の停滞した部分に血栓ができて、それが脳に流れていき脳の血管に詰まって起きます。

日中の活動時期に好発し、半身の麻痺、しゃべりにくさ、言葉のでにくさ、言葉の理解のしにくさ、意識障害など重篤な症状が突発的に生じます。急に詰まるので、他から迂回してくる血流の発達がなく、太い血管で詰まってしまうと短時間で広範囲の梗塞となることが特徴です。

日本人の脳梗塞の20〜25%を占めています。症状が広く出ることが多く死亡率や後遺症が残ることが多いのが特徴です。

厚生労働省2016年人口動態統 (https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei16/dl/10_h6.pdf

によると、かつては三大死因に含まれていた脳梗塞を含む「脳血管疾患」は、治療法の進歩や血圧・脂質の管理が推進されてきたため「がん」「心疾患」「肺炎」に次ぐ第4位となりました。

しかし脳血管疾患は死因に至らなくても介護が必要となる「寝たきり」の大きな原因になっています。後遺症は梗塞の部位や範囲、発症から治療開始までの時間により異なり、発症後のリハビリの重要性も大いに関係してきます。

 

後遺症が多い心原性脳梗塞の原因となる心房細動を検出する上で我々ZAIKENの医療機器認証がなされている高度医療機器(duranta)をご活用いただけるのではと考えます。

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